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Doll 第五話

 快感はなかなか引かなかった。僕は恍惚な気分に浸りながら、ぼんやりとインコを――香織さんを眺めていた。

 インコはただじっと押し黙っていた。そういえば、泣く動物は人間だけだという話を聞いたことがある。もしかしたら、あれが泣くという行為の代替行為なのかもしれない。

 その時、どこかで携帯のバイブ音が鳴った。おそらく香織さんのものだろう。鞄から携帯を取りだしてみてみると、どうやら中村かららしい。とりあえず、僕は電話に出ることにした。

「……もしもし」

「おい、香織。まだかよ。こっちはずっと待ってるってのに」

 そういえば、香織さんは中村と会う約束をしていたんだった。

「ごめん。えっと、どこに行ったら良いんだっけ?」

「おいおい、しっかりしてくれよ。俺の家に来るんじゃなかったのか?」

 そうなのか。

「ごめん。今すぐ行くから」

「おう、早く来いよ」

 中村はそう言うと、電話を切った。

「ネェ、ナカムラクンカラデショ。ナンテ、イッテタノ? デートノコトジャナイノ?」

 さっきまで黙っていたのに急に香織が喋り始めた。どうやら、電話で我を取り戻したらしい。

「ナカムラクン、ワタシジャナイッテ、キットキヅクヨ。ダカラ、ハヤクモドシテ。モドシテクレタラ、コンカイノコトハ、ダレニモイワナイカラ」

 どうやら、やっと自分の立場が分かったらしい。だが……

「そんな言葉は保障にはならない。それに、中村にも復讐してやりたいしね」

「ナニヲスルキナノ?」

 香織さんは不安そうに訊ねる。

「それはまだ決まってないけどね。まぁ、香織さんにはまだこの姿は返せないよ。けど、僕の協力をしてくれるなら、君を必ず元の姿に戻す。僕が復讐したいのは中村だからね」

 香織さんはしばらく迷っていたが、やがて、「分かった」と呟いた。

「取り敢えず、中村の所に行くために着替えないと」

 僕は香織さんの指示を仰ぎながら、下着を着けた。あれを穿く感覚というのはとても奇妙だ。パンツは股間にピッタリと付いている。ブラジャーは確かに安心感はあるのだが、つけるのがかなり大変だった。

 それから、ソックスを穿き、箪笥の中からミニスカートと薄いブルーのTシャツとカーディガンを取りだして、着た。部屋にあった姿見で見てみると、かなり可愛い。軽く一回転してみるとスカートがふわりと浮いた。

「さて、じゃあ行くかな。香織さん、君にもついてきてもらうよ」

「エッ? ワタシモ」

「今から作戦を言うからその通りにするんだ。そうしないと、君は元の姿に戻れないからね」

「……ワカッタ」

 僕は作戦を香織さんに話した。香織さんは不安そうな顔や訝しげな顔をしたが、理解はしたらしい。僕は香織さんの入った鳥かごとインコの人形を持って家を出た。そして、香織さんにインコの人形を突き出し、香織さんを人形に、インコを元の姿に戻した。これで準備は完了だ。

 僕は笑みを浮かべながら、中村の家へ向かった。







ぽつぽつ、更新。

それにしても、この話、需要はあるのか?

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