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Doll 第六話

 中村の家は大豪邸であった。中村はここらでも有名な資産家の息子で家にはメイドさんが何人もいるそうなのだ。

 僕は彼の家になど足を踏み入れたことはないが、彼の家は知っていた。それほどまでに彼の家は有名で、目立った。

 入り口の大きな門の所にあるインターホンを押すと、一人のメイドさんが出てきた。歳は僕らと同じぐらいだ。背が小さく、愛くるしい顔をしている。くりっとした目で、キュッとした唇。少し茶色がかった髪はポニーテールにしている。そして、なにより服装がメイド服である。僕は思わず笑みをこぼした。

「おぼっちゃまがお待ちです。今から案内いたします。……どこかおかしいところでも?」

 彼女は僕の笑みを見とがめて、そう訊ねた。

「いや、可愛いなと思って」

 僕がそう答えると彼女は顔を真っ赤にして、俯いた。それから、消え入りそうな声でこう答えた。

「……そんなことはないです。いつもドジばっかりして、おぼっちゃまにもいつも叱られていて」

「もしかしてお仕置きとかもされてるんですか?」

 その言葉を聞いて途端、彼女の顔色が変わった。何か嫌なことを思い出したかのように青ざめている。

「……そんなこと、しませんよ。ぼっちゃまは。さぁ、早く行きましょう」

 彼女はそう答えて、平静を装っているが、十中八九、彼女は中村に何かされている。おなじく虐められているものとしての勘で分かる。

 中村は人を虐めることが大好きだった。理不尽なことで、他人に言いがかりをつけ、その末、そいつを虐めて、虐めて、虐めまくる。それも、自分よりも力の弱いものにだ。

 彼女も被害に遭っている。もしかしたら、彼女は女だから、僕よりもひどいことをされているかもしれない。そう思うと、どうしても彼女を助けてあげたくなった。

「あなた、お名前は?」

「沙耶と言います」

「頑張ってね。絶対、良いことがあるから」

 沙耶さんは首を傾げていたが、励ましているのは分かったらしく、「ありがとう」と言っていた。

 僕たちは屋敷に入った。屋敷は広くて、迷いそうだ。僕たちは沙耶さんの案内で、どんどん進んでいった。

「ここが、ぼっちゃまの部屋です」

 そういうと、沙耶さんは礼をして去っていった。

 僕は二回ノックをして、中に入った。

「おっ、やっと来たか。……ん、手に持ってるのは何だ?」

「あ、えと、私の飼ってるインコ。ピーちゃんっていうの。中村くんにも見せてあげたいって思って」

「ふーん。まぁ、いいや。座れよ」

 そういうと、中村はベッドに腰掛けた。いやらしい目で僕を見ている。

(こいつ、せっかちな奴だな。話も無しに、すぐやろうってのか)

 女の快感には興味があったが、中村などとやるのは嫌だった。僕はすぐに作戦に入ることにした。

「ねぇ、その前にこの人形見て」

 そういって、僕はあの人形を取りだした。今は香織さんの魂のため、香織さんの姿をしている。

「うわ、めちゃくちゃ似てるじゃん」

 そういいながら、中村は人形をいじくり回している。

「それ、ここに来る途中で拾ったの。なんか、怪しげでしょ。それに鼻の所になんかスイッチあるし」

「スイッチ?」

 中村はあっさりそれを押した。その瞬間、光が部屋を包んだ。

 光が収まると、目の前には中村と中村人形があった。僕は打ち合わせ通り、中村人形の鼻を触った。

 またもや、光が発せられた。僕は再び人形になっていた。どこかで、「え、どうなってんの?」という女の声が聞こえる。おそらく、香織さんになった中村のものだろう。

 上から中村の姿をした香織さんが僕の人形を拾い上げた。そして、僕の鼻を押そうとしている。だが、迷っているのかなかなか押さない。

(早く押して、香織さん。このままだと、君は中村の姿のままなんだ。一生、元には戻れない)

 その時、「うわぁ、本物の胸だ」という声が聞こえてきた。おそらく、中村が触っているんだろう。その声で、香織さんは決心したのか。僕の鼻を押した。またもや光が部屋を包んだ。

 目を覚ますと、目の前には香織さんの姿をした中村が自分の胸を触っていた。どうやら、作戦は成功したらしい。僕は自分の姿を見た。先程の中村の姿と同じだ。

 これで、僕は中村に、中村は香織さんの姿になった。僕は胸を触ることに夢中になっている中村をいきなり押し倒した。中村はいとも簡単に押し倒された。

「うわっ、俺じゃねえか。誰だよ、お前?」

 中村は香織さんの可愛い声でそう言う。どうやら、入れ替わったことには気付いていないらしい。

「俺は中村だよ。お前こそ、香織だろ」

 僕は中村になりきってそう言った。

「いや、俺が中村だよ。なんかしらねぇけど、女になっちまってるんだ」

「はあ? 何、わけのわからないこと言ってるんだ。お前は香織だろ」

「だから、俺は中村だって」

「じゃあ、証拠見せてやるよ」

 僕はそう言うと中村の胸を揉んだ。

「あんっ」

「ほらほら、可愛い声で鳴いてるくせに、何が俺は中村だ、だよ」

 僕は胸をどんどんもみしだく。中村は止めようとするが、女の力では止められない。

「だって、俺は、ああん、お、おとこ、あんっ!」

 中村の乳首が立ってきた。感じている証拠だ。

「誰が男だって?」

 僕は中村の――香織さんの服を脱がしにかかった。中村は抵抗したが、女の力ではたかがしれてる。中村は全裸になった。

「ほらほら、ここも濡れ濡れじゃねぇか」

「きゃ!」

 僕は中村の秘所に手を伸ばした。そこからはとろりとした愛液が流れ出していた。
 
 僕はそこに指を二本――人差し指と中指をつっこんだ。中村が「ああっん!」と喘いだ。

「男にこんなものが付いているか?」

 そう言いながら、僕は指を出し入れする。その度に中村が甘い声で喘ぐ。

「や、やめろっ」

 僕はその声を無視して、何度も指を出し入れする。

「あんっ!」

 あるところを触ったところ、中村がびくりと跳ねた。どうやらここが感じるところらしい。

 僕はそこを重点的に責めた。執拗に、何度も何度も。

「あっ、ああん! や、やめろって、あんっ、言ってるだろ」

 中村のあそこからは溢れるように蜜が流れ出していた。おそらくもう絶頂の直前まで来ているはずだ。

 そこで、僕は指をあそこから抜いて、愛撫を止めた。

「えっ、止めるのか?」

 中村は驚いたように言った。

「お前が止めろって言ったんだろ」

 中村はもじもじとした様子で太股をこすりあわせていた。身体の火照りが収まっていないのだろう。

 中村は物欲しそうな目で――とろんとした上目遣いで僕を見た。身体だけで言えば、香織さんなのだからかなり妖艶で扇情的な姿だ。

 普段の僕なら迷わず、抱いているだろう。だが、ここは我慢だ。

 中村は上気した顔で、目線をふらふらとさせている。どうやら迷っているようだ。快感に身を任すか。それとも男のプライドを取るか。

「や、止めないでくれ」

 中村のプライドは崩れ、中村は懇願するようにそう言った。

「ん? お前は男だったんじゃないか?」

 僕は焦らすように言った。

「いいから、抱けって言ってるだろ!!」

 かなり焦れてきているのか、中村は大声で怒鳴った。こういう姿を見たかったのだ、僕は。

 普段なら、僕は彼の言うことを聞かなければならない。それが今ではどうだ。完全に僕の方が優位に立っている。

 僕は思わず笑みをこぼす。だが、ここからだ。復讐はまだ始まったばかりだ。
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